伝えるのか伝わるのか
2010年05月28日
私の子供たちには靴をそろえるように育てて来たので、自然と靴をそろえるようになってくれました。
でも、家に遊びにくる子供の友達たちは、殆ど靴をそろえる子はいません。
例外は、お寺の子供くらいでしょうか。
玄関に、そろっていない靴が散乱していると、子供の友達には「靴を揃えるように」と言う事はせずに、私と妻とで黙ってそろえておくようにしています。
すると、大抵の子は1~3ヵ月の間に、自分でそろえるようになっていきます。
毎年、4月になって年度がかわり、新しい友達が来るようになっても、ほぼこのパターンでした。
ところが、
先日、私の予想以上の事態がありました。
家に遊びに来た一人の子が、靴をそろえずにいたのを見つけたのですが、急ぎの用事がありそれを済ませてからそろえようと、用事をすませていました。
その間に、別の子が「おじゃまします」とまた遊びにきて子供の部屋へ。
用事をすませて、玄関へ靴をそろえようと行ってみると、
『全ての靴がそろっている!』
後から来た子が、先に来た友達の靴までそろえたとしか思えません。
その子も、はじめは自分の靴もそろえていなかったのに、短期間にここまでなるのか。
子供の学習能力と可能性に、頼もしさを感じ、気持ちが暖かくなりました。