フレームワーク

昨日は、ファシリテーション協会富山サロンの勉強会でした。

そこで「振り返り」の進め方としてKPT(ケプト)というフレームワーク(考え方・進め方の枠組み)を紹介してもらい、体験ワークショップを行いました。

KPTは
「Keep:うまくいっていること、今後続けていきたいこと」
「Problem:問題と感じる点、不安やリスク」
「Try:次にチャレンジしたいこと」
のことで、上記の順に話し合っていき、行動したらまたKPTの順に振り返りを行うというシンプルなものです。

ポイントは、まずKeep=やってよかったこと から振り返るということで、”Problemから振り返ると暗くなっちゃいます”との説明がとても納得感がありました。

こうしたフレームワークを持っていると、進行がスムーズに行え、短時間に深い気づきを引出したり、集団の合意を得やすいと思いました。

ファシリテーターもコーチも、何かの答えに誘導することはなく、相手の考えに沿って進行しますが、その進行の「枠組み=フレーム」には「型=フレームワーク」を持っているほうが効果的なファシリテートやコーチングができますね。

もちろん、1つのフレームワークにこだわって、その枠から外れないものどうかと思います。やはり場面や話の展開に応じて、複数のフレームワークを使い分けれるのがいいのかとも思いました。

KPTというのは、ソリューションフォーカスに似ているなと感じました。
そう思って、帰ってから紹介された資料をネットで見ていたら、その参考文献にスティーブ・ド・シェーザー氏の文献が掲載されていました。氏はソリューションフォーカスの創始者ともいえる人なので、似てて当然ですね。

またDiSCという行動特性診断で、自分の分析レポートを「継続すること、やめること、変化させること」の視点からアクションプランを引出す手法も近いなと思いました。

どれも、基本の考え方は「より良い状態(結果)を主体的に作り出す行動を引出す」という点で共通なのだから当然なのでしょう。

コーチとしてフレームワークを持ちながら、自在に内容はクライアントについていけるようになるのがベストなのだと思えてきました。

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プロフィール

中村 慎一

  • ビジネスコーチ
  • オフィスエンカレッジ代表
  • 銀座コーチングスクール富山校代表

富山県魚津市出身
新潟大学法学部中退後、2度の転職で 土木コンサルティングの会社へ。2年で取締役就任。2006年コーチングサービスを専門に提供するオフィスエンカレッジを設立して独立。
日本海側でのコーチング普及を目指して日本コーチ協会日本海チャプターの設立に携わり、 チャプター代表を務めるなど、富山でゼロからコーチング市場を開拓してきた。
起業家、経営者・管理職へのエグゼクティブコーチング、企業等でのコーチング研修など、経営戦略とコーチングを合わせたビジネスのサポートを中心に活動している。2012年4月からは、地方銀行の経営相談員としても活躍、社長が元気で前向きになるとの好評を得ている。
毎日更新のブログは連続1,000日を達成して継続中。

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