差別化するときに注意したいこと【毎日更新2,197日目】
2017年01月22日
こんにちは、
中村です。
「差別化しよう」
マーケティングではよく
いわれることです。
たしかに競合との違いを出さなければ
お客様には注目してもらえません。
それに違いがなけれれば価格競争に
なってしまいやすくなります。
そのために、他者との違いをだして
差別化するのですが、
このときに注意しないといけない
ことがあります。
それは、これまでにない新しい
違いを出そうとするあまり、
経験のないことを取り入れて
それで差別化しようとすることです。
製造業などででいえば、
”新技術を導入して差別化をする”
というようなやり方です。
具体的には、いままで使った
ことのない新しい機械を導入して
それを差別化だと言うようなもの。
その機械を使いこなすノウハウは
まだ社内にはありません。
そんな操作がおぼつかない機械を
つかった差別化で本当に競合と
戦えるのでしょうか・・・
コーチやコンサルといった分野では、
新しいセミナーで学んだことを
差別化要素として打ち出すこと。
その新しい内容を使いこなす経験
がまだありません。
上っ面の一般論としてはできても、
お客様個別の真の課題に向き合って
柔軟な対応ができのでしょうか・・・
たしかに、新しいもので差別化して
見せ方次第ではいっときの注目は
集めるかもしれません。
ですが、それは”見た目”を差別化
しただけです。
お客様に喜んでいただけ、継続した
受注に繋がる差別化のためには
実際の商品サービスでお客様が
喜んでいただきリピートするもの
にしなければいけません。
そのためには、差別化を考えるときには
新しいものを導入するまえに、すでに
もっている自分の特徴を考える必要が
あります。
これまでやってきたことの中に
何か得意なこと、
お客様に喜ばれていること、
長年続けていること、
はないかと探すのです。
それを軸に、新しい見せ方にしたり、
そこに新技術を加えるのならいいでしょう。
差別化はみせかけの新しものではなく
自分のすでに持っている強みとつながった
ものにしたほうがいいですよ。
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