会議の発言から見えるもの【毎日更新2,698日目】
2018年06月08日
ビジネスコーチの中村です。
いろんな会議に参加してきました。
私自身が役職者として参加するもの
もあれば、プロコーチとしていろん
な会社の会議にも同席しました。
会議ではいろんな発言が飛び交い
ます。
そうした発言を聞いていて感じる
ことがあります。
それは、事実にあまり触れずに意見
だけを言う人が多いということです。
この意見もある方向性があります。
それは、自分に都合の良い解釈の
意見、つまり”言い訳”です。
まずは事実を多面的に捉えずに、
都合の良い側面だけを強調します。
そして自分がいかにがんばっている
かをアピールします。
これは会議のなかで自分の立場を
守ろうとする発言です。
きっとそうなってしまうのは
その組織のトップの普段の姿勢
のせいでしょう。
失敗を事実分析から組織として
改善にとりくむトップのもとなら
こうはなりません。
失敗やトラブルがあると、すぐに
犯人探しをして個人の責任にする
トップだと、メンバーは保身に走る
ようになります。
こうした組織では、事実を報告したら
吊るし上げられるので、本当の事実を
言わなくなります。
その結果、会議での発言はすべて
都合の良い側面をうまく表現する
ものばかりになります。
こうした会議をくりかえしていて
組織の課題を解決して成長していく
ことはまずありません。
改善や成長を望むなら、まずは
現状にきちんと向き合うことが
欠かせません。
なので私はつい、会議でそうした
ところを指摘してしまいます。
意見と事実を分離して、事実を
多面的に掘り下げる質問をして
しまいます。
すると、保身をはかっている相手には
攻撃されたと感じるようです。
見せたくない現実を見えるように
してしまうからです。
そして担当者の責任追及ではなく、
組織の問題として整理していくので
自然と最終責任者はトップであると
なっていきます。
なのでトップにも嫌われます。
最終的には「じゃあ、どうしたら
いいんだ?」というトップや議長の
質問に、全員が静まり返って重たい
空気が流れます。
逆に、トップ自信が全責任が自分に
あると覚悟をきめて、本気で組織の
改善や成長を望んでいるところでは
逆の反応になります。
私が事実確認の質問をすると
喜んでもらえます。
そして、つぎつぎと事実に関する情報
がメンバーから多角的にでてきます。
トップもメンバーも見えていなかったことが
見えるようになることを歓迎してくれます。
そしてトップが全責任を引き受けて
担当者やメンバーの個人責任は追求
しません。
組織の問題として取り組みます。
そして「じゃあ、どうしたらいい?」
との質問には、次々と解決案が飛び出し
てきます。
この両者の中間となるような会議は
ほとんどないですね。
明確にどっちかに別れてしまいます。
ここから見えてくるのはトップの姿勢。
さて、あなたが普段参加している
会議はどっちのスタイルでしょうか?
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