今時の若者も育ちます 【毎日更新1,457日目】
2015年01月13日
おはようございます、
中村慎一です。
富山市中心市街地の広場を
スケート場にするイベント、
「エコリンク」が、今年度を
終了しました。
仲間たちとこの企画を提案して
実施がきまり、これで７年間現場
運営を担当してきました。
初年度は、私達が提案した人員が
認められず、予想以上の大混雑に
現場は戦場のような忙しさでした。
私も毎日現場に入って、朝から
夜の営業終了まで、お昼ごはんを
食べる暇も休憩もなく動いて
いました。
もう気合だけで乗り切ったという
感じです。
その１年目は、イベント終了後も
正直３ヶ月以上体調不良でした・・・
さすがに翌年からは人員の増加も
認めてもらい、なんとか対応できる
人数になりました。
が、それでも余裕は全くないので
やはり私と仲間で交代で現場に
入っていました。
「毎年、これを続けるのか・・・」
どう考えても毎年、年齢を重ねる
身体が持つとは思えません。
そこで、アルバイトの学生たちに
どんどん私達責任者がやっていた
仕事を教えて任せていきました。
もちろん最初からうまくできません。
見ていて「もっと、こうしたら」
なんて思うこともありました。
でも、
細かいことは口出ししないように
しました。
「何のために」やっているか、
「どんな結果を目指したいか」だけ
を繰り返し話して、あとは彼らに全て
任せるようにしたのです。
すると、”今時の学生”たちは
自発的に改善や工夫をして
どんどん現場の仕事をラクに楽しく
できて、かつお客様に喜んでもらえる
ように変えていったのです。
３年目には現場リーダーも指名して、
アルバイトのシフトや役割分担も
全て任せてしまいました。
今では、そうしたリーダー育成までも
世代交代を考えながら自分たちで
やってくれています。
７年目の今年は、イベント期間中は
私は一度も現場に入りませんでした。
完全にお任せで一言の指示もして
いません。
それでも、またさらに改善をして
くれていたのです。
「今時の若者は・・・」
という言葉をいう人がいます。
ですが、
それは自分が若者を育てる覚悟を
放棄した言い訳のように思える
のです。
若者が成長する環境を用意できない
自分たちの責任を若者に転嫁して
いると思うのです。
どんな時代にも若者がいました。
そして彼らが次の時代を作って
きました。
そして中年も高齢者も、自分自身も
若者だった時期があったはずです。
誰かにチャンスをもらって育てて
もらった事があるはずです。
それをつないで行くのが、
先に生きている者の責任だとも
思うのです。
若者は成長します。
成長意欲を持っています。
私はこの考えを譲ることはありません。
毎年、イベントが終わる時
「来年もバイトしたいです！」
と言ってくれる言葉に明るい未来を
感じます。
「もっと若者の成長を信じませんか？」
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