まずは自分のメガネで見てから、
2010年05月07日
自分の知らないモノ、新しい情報に触れた時に、どう反応するか?
・拒否する
・はじめから悪い点を見つけて批判する
・まずは、受け入れてみてから、自分に合わなければ拒否する
・受け入れ、自分は賛同しないが、そんな考えもあるのかと認める
など、さまざまな反応が考えられます。
新しいものに触れる時、どのように自分なりに理解し取り入れていくか、について考えてみました。
例えば、
私は「本」を読むのは好きなのですが、マンガは殆ど読みません。もし、誰かからいいマンガを勧められたら、
「そんなマンガなんて、何がいいの!?」
となってしまうと、それ以降はマンガの悪いとこ探しの思考になってしまいます。
まったく初めてのものには、どうしても拒否反応が無意識にでてしまい、その素晴らしさよりも間違い探しをしてしまいがち。
一方、マンガも「本」だと考えて、
「そのマンガのどんな点がいいと思ったのだろう?」
「どうしてそんなに売れているのだろう?」
と考えると、自分の好きな分野の本との共通点が見つかったりします。
これまでの経験あるもの自分の得意なもののなかで、似ているものを探すと見つかりやすいと思います。
そうして、まずは自分の中の拒否反応をなくしてから、そのままの新しい情報を受けれてはどうでしょうか。
その後は、共通点を認めながらも、違いを探っていくと、思いもよらない発見に繋がることがあります。
コーチングでも、相手を評価せずに認めようとしますが、コーチ自身が全くのニュートラルの状態になるのは難しいもの。だれでも、自分のメガネ(価値観・先入観・思い込みなど)を持っています。
まずは、
自分のメガネで見てみる。それから、メガネをはずしてみる。
自分の価値観や専門知識から共通点を探し、それから自分との違いを見つけ、そこを認めていってはどうでしょうか。
それが、相手にとっての気づきと同時に、コーチ自身の気づきにもなり、相互成長のコーチングセッションになるかもしれません。