厳しいスタートのおかげ【毎日更新2,676日目】
2018年05月17日
ビジネスコーチの中村です。
きのうの組織論の記事には
たくさんの反応をいただきました。
ありがとうございます。
今日は私がいくつかの組織で役職を
通して自分の幅が広がった実体験を
お伝えしてみようと思います。
ある経営者団体に入会して3年目に
新しいテーマの委員長に指名されました。
委員会を構成して運営するには、
委員長ひとりでは何もできません。
片腕となる副委員長や主要メンバー
が大切になります。
その団体ではいくつもの委員会があり、
それぞれの委員長が「あの人を片腕に
したい」と狙っている人はだいたい
重なっています。
そこで話し合いになるのですが、
私はこのような対応をしました。
「私は誰も要求しません。
すべておまかせします」と。
結果的に、私の委員会副委員長
となった2名は、それまで一度も
話をしたことがない人。
ほかの主要メンバーもあまり
付き合いのない人ばかりでした。
はじめて招集した委員会では、
「はじめまして」とみなさんと
名刺交換するところからスタート
しました。
別の団体でもこんなことが
ありました。
入会して2年目に会長に指名
されました。
ここでも、直前に新設した
兄弟団体と運営役員をどう
割り振るかの話し合いになり
ました。
このときの私のスタンスは
やはり「おまかせします、
何も要望しません」でした。
すると、、、
見事に主要メンバーは全て
持って行かれました。
会員のなかで在籍期間は私が
一番短いく、さらに会員の
ほとんどが、私より一回り以上
年上の先輩ばかりです。
誰にどの役職をどのように
依頼したらいいのか戸惑う
ばかりのスタートでした。
こんな状態のスタートを何度か
経験したことで、とても自分の
成長につながりました。
自分とは意見の合わない人、
考え方に違いのある人もいました。
なかなか連絡がとれない人も
いました。
そもそも、簡単には会えないよう
な社会的地位の方もいらっしゃい
ました。
こうしたなかで役職の責任を果たす
にはあれこれ迷っていてもしかたが
ありません。
とにかくがむしゃらにできること
をやり続けました。
もちろん、失敗も沢山あります。
その失敗から学び、次の対応を
修正してはトライを続けました。
どちらも、正直なところ
当時はかなりキツかったです。
ただ、今となってはとても
ありがたい貴重な時期だと
思っています。
厳しい条件でスタートしたから、
自分の限界を超えて幅を広げる
ことができました。
もし、逆に楽なメンバーで構成
した仲良しクラブにしていたら、
成長はなかったでしょう。
とは言え、必ずしも厳しいスタート
が良いとは言えないかもしれません。
厳しいスタートをして潰れていった
人も沢山見ています。
また、楽なスタートが惰性になる
ばかりとも限りません。
その好条件を活かして、さらに
成長を加速させる人もいます。
ただ、私は根が怠け者なので
厳しいスタートのほうが良いですね。
あなたは厳しいスタートと
楽なスタートのどちらが
自分の成長につながると思いますか?
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