「役職」が学びのチャンスになります
2009年08月28日
もうすぐ8月が終わります。
昨年9月1日より、富山市倫理法人会の会長職を拝命していました。
倫理法人会は経営者としての人間力を磨きあう勉強会で、その活動の中心は毎週1回朝6時~7時までの「経営者モーニングセミナー」です。
「毎週」なので、お正月・お盆だけは休みましたが、この1年でちょうど50回開催しました。
このモーニングセミナーの中では、毎回「会長挨拶」があります。
毎週、挨拶しなければならないのです。
当然、いつも同じ話をするわけにもいかないし、セミナーの開始にあたっての挨拶なので、講師のことも考えながら内容を考えるのは、結構な作業でした。
おかげで新聞を読んでも、本を読んでも、何か使えるものはないかと情報に対する感度がかなり磨かれた気がします。
もちろん話の組み立ても何度も推敲して訂正を繰り返すなかで、とてもいいトレーニングになりました。
実はモーニングセミナーの30分前には、役員だけの「役員朝礼」を実施しています。
ここでも「会長挨拶」があります。ほかにも、幹部研修やナイトセミナー、役員会など、なにか行事があれば必ず「会長挨拶」があります。
この1年で100数十回の挨拶をしたことになります。
また、講師や他団体の方には、必ず会長として挨拶に伺うので、当然多くの方と接して話をすることにもなりました。
「役職」を通して体験させていただいたことで、知識をたんに多く詰め込むよりも次元の違う学びを得られた気がしています。
これも私を支えてくれた他の役員の方々、モーニングセミナーに参加いただく会員のみなさん、そして家族の理解と支えがあってのことでした。本当に感謝いたします。
9月からもう1年会長を務めさせていただきます。
役職を通して得られた学びを、一人占めせずにどのように他の役員の方や会員の皆さんに伝えていくかが、次の課題だと思えてきました。
「役職」からまた学ばせて頂きます。