敗北の反応:進化する者としない者の違い【毎日更新4,803日目】

長くスポーツに携わってきて思っている
ことがあります。

それは大事な試合に負けた時の態度で、
その後に成長するかそうでないかの違い
がわかりやすいということです。

残念ながら成長が難しい人の態度には、
2つのパターンが見られると思っていま
す。

ひとつは、他者や自分以外のせいにする
ことです。

審判がおかしいとか、対戦相手がどうだ
とか、道具がよくないとか、試合会場の
環境がどうだとか、、、

全て自分以外のせいなので、自分が改善
やより努力しようとはしません。

もうひとつは、実力が発揮できなかった
というもの。

本当はもっとできるはずのことが、たま
たまその日はできなかったと言うのです。

ですが試合日程はずいぶん前からわかっ
ているはずです。それに向けての準備や
コンディショニングの不足だっただけで
はないでしょうか。

一方で、こんな態度の選手はその後に進
化し成長しますね。

自分に足りないところがあった、と原因
を自分の中に探しに行く態度です。

注意したいのが、自分を責めて落ち込ん
でいるだけではないことです。

辛い気持ちや悲しい気持ちでありながら
も、事実に向き合って原因分析と対策を
考えます。

そして次に試合に向けて、練習方法も何
か変化を工夫し始めます。

今までと同じことをしていては、結果も
たぶん同じでしょう。

自分で自分に変化を起こす態度です。

こうした態度の違いは、スポーツの場面
に限らずありますね。

仕事でもうまくいかない時に、どんな態
度をとるかの違いが同様に見られ、その
後の成長の違いもやはり同じだと感じて
います。

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プロフィール

中村 慎一

  • ビジネスコーチ
  • オフィスエンカレッジ代表
  • 銀座コーチングスクール富山校代表

富山県魚津市出身
新潟大学法学部中退後、2度の転職で 土木コンサルティングの会社へ。2年で取締役就任。2006年コーチングサービスを専門に提供するオフィスエンカレッジを設立して独立。
日本海側でのコーチング普及を目指して日本コーチ協会日本海チャプターの設立に携わり、 チャプター代表を務めるなど、富山でゼロからコーチング市場を開拓してきた。
起業家、経営者・管理職へのエグゼクティブコーチング、企業等でのコーチング研修など、経営戦略とコーチングを合わせたビジネスのサポートを中心に活動している。2012年4月からは、地方銀行の経営相談員としても活躍、社長が元気で前向きになるとの好評を得ている。
毎日更新のブログは連続1,000日を達成して継続中。

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