「ことば」 小さく考え、広く考える

文章を読んでいて分からない言葉に出合った時。

「単語」の意味を考える。=狭く考える

「文脈」として前後の文章から考える。=広く考える

ということができると思います。

どっちがいいかではなく、


 狭くも広くも両方やってみる


のがいいと思います。

そもそも、単語としての本来の意味(辞書にあるような)を知らなければ、自分勝手な思い込みの解釈をしているかもしれません。

でも、辞書の意味だけに囚われると、著者の行間にこめた思いやメッセージを見落とすかもしれません。また、書かれた時代背景や、著者の専門領域なども勘案しながら考えないと分からないかもしれません。

単語というミクロを掘り下げ、文脈というマクロの世界を広げていけば、理解力も深まるのではないでしょうか。

「大切なことを、どこまで小さく考え、どこまで広く考えていると思いますか?」

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文章から著者の思いを読み取るのは、簡単ではないですね。

とくに古典や名著と呼ばれるものは、そもそも自分のレベルを超えた次元で書かれているので、最初はチンプンカンプンだったり、自分が内容を読み取れないのに大した本じゃないと思ったり・・・

「読書百遍意自ずから通ず」(魏志)

やっぱり歴史に残る言葉は本質をついているのだなぁ、と日々学ばされます。