違うものを混ぜてみる

先週の土曜日は、日本交流分析協会北陸支部のTA研究会で、話題提供者をさせていただきました。

TA研究会は、「講座」ではなく毎回テーマにそって話題提供者が議題やワークを提案して、参加者みんなで考える場です。

今回のお題は「人生態度」
自分にとって自分はOKか、OKでないか。
自分にとって相手はOKか、OKでないか。
の2つの軸をクロスして4つの領域にわけたのが、人生態度のOK牧場と言われる図です。

この図をつかって、
普段のありがちな行動や、反応が、どの領域にはいるか、
そこから別の領域に動く時には、何が起きていたりきっかけになっているか、
を話し合いました。

その手法は、ファシリテーションで最近話題の「ワールドカフェ」を利用しました。

複数のテーブルに分かれて話をしたら、1名だけ案内役を残して他のテーブルに移動、そこでまた話し合い。
これを繰り返します。

大勢が一斉に話し合おうとすると、全員が発言することは難しく、また思っていることも発言しにくいので、こうした手法だと全員が発言しながら参加しやすくなります。

「交流分析の理論」を学ぶために、その分野以外の効果的な「手法」を取り入れたらどうなるだろう?
という考えからトライしてみました。

結果は、なかなかの好評で、僕自身も沢山の事例を聴くことができて得るところが多かったです。

このように、ちょっと違うものを混ぜて、どんな反応がおきるかを実験するのは楽しいですね。「何を」「どう学ぶか」という、内容と手法の組み合わせを考えるのは、正直いって産みの苦しみを通過しなければならずに途中には負担感を感じることもありますが、やってみると刺激的で楽しい作業です。

癖になります。