ビジネスコーチの中村です。
最近よく聞くようになった
「ほぼほぼ」という言葉。
いろんな場面で気軽に使える
あえて断定しない、明言しない
おもしろい表現だと思います。
ただ、時と場合によっては、
その使い方が気になる人もいますね。
それは、会議などの公式な場で
責任ある立場の人間が使うことです。
自分の責任範囲の報告をするときに
「ほぼほぼ、できています」の
ように使うケースを見たことが
あります。
「会議の席でほぼほぼ？？？」
というのが私の素直な感想です。
できているのかいないのか、
できているならその数字を
明言してほしいのです。
厳しいかもしれませんが、
責任者が「ほぼほぼ」と使うと
無責任に感じますね。
もう少し言うと、責任逃れの
言い訳にも、、、
きっと他にも直視したくない
良くない事実があり、それを
ごまかすために、ちょっとでも
いい項目を「ほぼほぼできている」
と言っているように聞こえました。
もちろん友人同士の雑談などの
フランクな会話ではそんな厳しい
ことは思いません。
あえて曖昧にすることで会話が
なごむという効果もわかります。
言葉は生き物なので、時代とともに
どんどん変化し、新しい使い方が
生まれては消えていきます。
なので「ほぼほぼ」をおかしいとか
間違っているとか言うつもりは
ありません。
ですが、公式会議で使うには
ちょっと早すぎる言葉ではない
でしょうか。
責任ある立場の人間は、そうした
ことにも敏感に使い分けてほしい
と思っています。
さて、この「ほぼほぼ」は
市民権を得て生き残るのか、
”死語”となってしまうのか。
経過観察していこうと思います。
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