コーチとしてクライアントの話を聴いている中で、「言葉以外を感じる」ことを大切にしています。
言葉と言葉の行間から伝わってくるもの
そうしたところに、クライアントの本音や気づきのきっかけが見つかることがよくあります。言葉はとても大切な人間の発明した偉大な道具だと思いますが、人の思いのすべてを言葉に表現するのは困難です。
その言葉にならない、またはできない部分を聴く側が感じ取る。古来、日本人はそうした感性が豊かであり鋭かったのではないかとも思います。それが和歌や短歌という文化を生んできたのではないでしょうか。
震災の報道を見ていて気になるのが、一部の記者の質問。混乱の中で精いっぱいの情報を伝えようとしている相手に対して、なんでも白黒はっきり迫るような詰問が見受けられます。混乱の中でわからないこともあるでしょう、不確定ななかで言葉にしてしまうと混乱を招く恐れもあるでしょう。
質問を仕事にしているコーチとして、いろんなことを考えさせられました。