その夢は志になっているか

私が仕事観に大きな影響を受けた書物に、田坂広志
さんの「仕事の思想」があります。

夢の実現を目指しても、それがかなうとは限らない。

そこで問われているのは、実現したかどうかでなく、実現のために力を尽くして歩んだか。

そして、「野心」と「志」は違うとも。


 野心:己一代で何かを成し遂げようとする願望

  志 :己一代では成し遂げ得ぬほどの素晴らしき何かを、

    次の世代に託する祈り


以前、アイスホッケーの国体選手をしていました。

アイスホッケーでは、県代表になっても北陸東海の9県の地区予選で4位以内に入らないと、国体本戦には出場できません。毎年、地区予選を勝ち抜くことが自分個人の目標でした。

選手を引退して12年。

自分が試合に出なくなっても、やはりあとに続く選手たちが気がかりです。

昨日、富山県選抜が長野県、岐阜県に勝利して、全国大会出場が決定。

自分が選手時代に勝利した喜びとは、なにか違う喜びがあります。

奥行と言うか深さというか、持続感というのか、、、

うまく表現できないのですが、熱いというより暖かい喜び。

以前の私には、自分以外の人の目標達成をこのように喜べるなんて考えられなかったこと。

これは、本との出会い、そしてコーチングで学んだマインド・自己基盤のおかげ。


 自分の目標達成と同じように、人の目標達成を喜べる


こうなれたことに、ありがたく思います。

来週は、2011年の目標設定をします。

自分の夢は、「野心」にとどまっていないか、「志」になっているか。

これもチェックしながら、目標を考えます。