結論は1つにまとめなくても

研修をしていて違和感を感じるのが

「どうしたらいいのですか?」という質問。

この質問に違和感を感じるのは、

”簡単に答えを求めようとする相手の姿勢”からだと思っていました。

ですが、今朝のメンターコーチとのセッションで、自分の違和感の大本はそれ以外の理由だと思えてきました。


「答えを1つにまとめたくない」


という自分の気持ちからだと思い始めました。

「どうしたらいいのですか?」との質問に

「それは、・・・・です。」と答えてしまうと、1つの答えに限定してしまう。

本当に、それが絶対の1つの答えなのか。

そんなはずがあるわけがない。

答えを1つに限定してしまえば、確かに安心できて楽だろう。

が、そこで思考が停止してしまわないでしょうか。


 本当にそうなのかと考え続ける。


これが大切なことではないでしょうか。

だからコーチは答えを教える代わりに質問を続ける。

研修講師ではあっても、提示できるのは絶対的な1つの結論でなく、

「私はこう考えている。」という1つの提案。

それをもとに、本人が考え続ける事。

このきっかけ作りが講師の仕事だと思います。