水脈まで根を張る

砂漠に植林した木は、どれくらいの速度で成長するでしょう?

ある団体が長年にわたって中国のクブチ砂漠で植林を続けているなかで、分かった事があったそうです。

植林しても、たいていの苗木は何年もなかなか大きくならない。

ところが、ある時突然に急成長する。

それは、

根が水脈に到達したとき。

それまでは、地上の幹や枝葉は茂らせずに、地下の根を伸ばすことに限られたエネルギーを集中している。

そして根が水脈に到達したら、一気に地上に成長のエネルギーを用いるようです。

この話を聞いて思ったのが、

仕事も同じだな、という事です。

短期に成果をもとめるのは、植えたばかりの苗木に実を成らせようとするもの。

そんなことは無理か、もしなんらかの促成栽培の技術を用いて実がなっても、それがいつまで継続するのか。

コーチングでも、相手の性急な成果ばかりにとらわれず、相手の根(=自己基盤)の成長をしっかりとサポートすることが大切。

自分も、実を刈り取る事ばかりに目を向けずに、根がどこまで伸びているのかをしっかり考えようと思う。