無茶な依頼は成長のチャンス

「この役職(仕事)を受けてもらえませんか?」

自分には不相応な大役や困難な仕事の依頼をされた時、どんな反応をしますか?

 1) 「絶対無理、忙しいし、そんな難しい事はできません」と断る

 2) 「この範囲なら」とか、「誰かのサポートがあるなら」と条件を付ける

 3) 「はい、わかりました」とそのまま引き受ける

1)や2)の反応をする人は、自分の能力はここまでだというセルフイメージと照らし合わせて判断しているのだと思います。自分を客観的に捉えて、出来ることと出来ない事を判断するのは、もちろん大切です。

でも、もしかしたら自分で気づいていない自分の可能性を、見落としてはいないでしょうか。

自分の限界ラインを必要以上に低い位置に設定してはいないでしょうか。

意外と自分の事は自分では見えないもの。

人が何かを依頼する時に、「あの人は絶対に無理」と思う人には依頼しません。

あなたに、何かを依頼してくる時は、あなたに可能性を感じているから。

その可能性が本当にあるかどうかは、

引き受けてやってみないと分かりません。

私は、自分のこれまでを振り返ってみた時、「あの経験が役立った」というものは、殆どが3)の対応で引き受けた時でした。当然、そうした依頼を引き受けたら、結構キツイですよ。ですが、そのキツさがトレーニングとなり、磨かれ、やり遂げてみたら自分が一段成長した実感が残りました。

思っていもいなかった依頼をされたときは、成長のチャンス。

机上で計算しても、一人であれこれ悩んでいても、何も前進しません。

「はい、わかりました」と引き受けてはどうでしょう。

もし、できなくてもそれは頼んだ人のせいです(笑)

結果がでなくても、行動した分得られるものは必ずあります。