中村慎一です。
『マーケティングリサーチ』とか
『市場調査』っていうとどんな
イメージがありますか?
なにか大規模なアンケートや
統計調査のような印象を持つ人も
いるのではないでしょうか。
実は、私は以前にマーケティングリサーチ
の講座を受けたことがあります。
もう15年ほど昔の事になりましたが、
毎月東京へ通って1年間学びました。
そこではリサーチの設計から
アンケートの作り方、
統計学からのサンプリング方法、
集計と解析の仕方、
報告書の作成方法、
、、、
といった、大企業の開発部が
実施する市場調査方法を実践形式
で学びました。
同期で学んでいたメンバーは、
・有名外車メーカーの日本本部
・大手エネルギー供給企業
・ナショナルブランドのお菓子メーカー
といった誰もが名前を知っている
一部上場大企業のエリートたちでした。
地方の零細企業から参加していた私は
まったく場違いなところでした、、、
それでも、そうした上場企業が実際に
取り組んでいるマーケティングリサーチ
の実態を知ることができたのはよかったです。
特にリサーチ設計の基本思想は
今の活動にも役立っています。
それは、リサーチのスタートは
仮説を立てることからだという
考え方です。
リサーチとは仮説を検証するため
のものだと教えられました。
まずは、自分が仮説を立てること。
そしてその仮説が正しいのか、
間違えているとしたらどこが
どのように違っているのかを
アンケート調査で確認するのです。
いちばんいけないことが、
「アンケートで意見を集めて
それから考える」ことだとも、
繰り返し指摘されました。
そんなやりかただと、
いくら集計してもぼんやり
した仮説しか引き出せません。
リサーチはまず仮説を明確に
してから行うこと。
そうすることで実際のニーズが
どんどん明確になっていきます。
さて、この手法。
大規模アンケートでの
マーケティングリサーチを
実施するととてもお金がかかります。
大企業でなければとても
取り組めません。
なので、私は別の方法で
リサーチをしています。
どうやっているかというと、
自分の周囲の人に聞いてみる
という簡単なやり方です。
知人や、交流会などで会った人に、
雑談のなかでさり気なく仮説を
確認したいことを話題にします。
そこで、
「どう思います?」
と聞いて意見をもらいます。
アンケート用紙を使わない
会話でのリサーチです。
数人に試せば、自分の仮説が
的外れかどうかくらいは分かります。
その反応をみて、仮説を修正して
また会話でのリサーチをする。
こんなことを何度かやれば
仮説の精度が上がっていきます。
もちろん本格的リサーチよりは
統計的精度も低いものですが、
私の規模のビジネスでは十分な
情報が手に入ります。
新しい商品やサービスを考えるときは
実際に作成する前に、必ずこの
会話リサーチをやるようにしています。
大切なのは手法ではなく、
その背景にある考え方を
どれだけ実践に活用するか
ですよね。
起業したいとか、
新規商品開発を考えている人は、
大切な資金を使う前に試して
みるといいですよ。
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