役得から役徳

実は人見知りです。

プロコーチであり、講師としても活動している最近は、あまり信じてもらえません。

が、中学時代は女子の目をみることができませんでした。

いまでも自分から名刺交換に行くのは結構勇気がいります。

初対面の人と雑談するのも苦手です。

そんな私が、苦手を克服したというより、苦手なままで初対面の人と話せるようになったのは、

「役を引き受けたから」

だと思っています。

 ・日本コーチ協会日本海チャプター代表

 ・富山商工会議所青年部委員長、専務理事

 ・富山市倫理法人会会長

という役職に就いた時、

嫌でも

「人に会って話をせざるを得ない」ことが頻繁に起きました。

そうしているうちに、つまり追い込まれて回数をかさねるうちに、

なんとか対応する自分のパターンが出来上がってきました。

「役」から「得」られるもの、だから「役得」ですね。

ただ、この役得も自分だけが得をしようと役職を利用していると、長続きしないと思います。

役職者は、「お世話役」。

メンバーや関係者のお世話係となることで、人のお役に立つ練習をしている。

そうしていると、いわゆる「人徳」といわれる世界に近付くのではないかと思っています。

「役得」から「役徳」

となることを目指して、頼まれたことをありがたく全力を尽くします。