ファシリテーション報告

先日、約80名の参加者を対象にメインファシリテーターとしてイベント進行をサポートしました。

参加者は、富山商工会議所青年部の会員。
じつは私自信が、まだ青年部メンバーで所属委員会の担当イベントとして、企画・進行を行いました。

内容は、「互いのビジネスをもっと良く知る」ことを目的としたビジネス交流会です。
一般に交流会というと、交流の場を提供するものが多いかと思いますが、私のこれまでの経験では、場があっても自社をうまくPRできる方がとても少ないように感じていました。同じメンバーである青年部会員も同様だと思っています。

ですので今回は、
「相手に自社の特徴を印象的に伝える事ができる1分以内に語れる自社PR文章を作成する」事を目標に企画作成しました。

プレゼンセミナーやPR手法セミナーは各種あるようですが、こちらからのレクチャーは一切せずに、相互評価・フィードバックしながら自分で自社PR文章を作り上げるワークを組み立てました。

プロコーチでありファシリテーターという自分のアイデンディティーからは、どうしても一方通行のレクチャーは好きになれないので、思いっきりコンテンツには触れずにプロセスだけに介入するという内容です。

ただし80名という大人数と内容から1人では無理と判断して、日本ファシリテーション協会富山サロンの12名のメンバーにサポートしていただきました。

このサポートメンバーには、進行のサポートも当然お願いはしていますが、私の一番の期待は「場への影響力」でした。
青年部のメンバーだけでない、「他者が回りから見ている」という影響が、場のいい緊張感を生むのではと考えたのです。

結果は、
これまで7年間所属した青年部活動のなかで、私が経験したもっとも集中した建設的創造的な時間だったのではと自負しています。
もちろん、サポートしていただいたメンバー、そして担当委員会の会員の裏方、そして参加者として真剣に取り組んだ会員の相互作用によるもので、誰か特定のカリスマ力によらない点が、私にとってとても気持ちのよい成果だと思っています。

今回は、これまで学んだいろんな内容をミックスしてオリジナルでワークを作ったのですが、なかなか好評で自分でも驚いています。

コーチングやファシリテーションといった名称や枠組みは、あくまで手段であり、本来目的のためには、枠を超える混ぜることがあっていいと以前から思っていましたが、1つの形に結果をだせたことがうれしいです。

そして何よりも、こうした刺激のしあいをできる仲間、チャンスがあることがありがたいです。