学びと失敗の境界

失敗したかもしれない。

コーチングセミナーでデモコーチングをした。

結果は、クライアント役には「気づき」や「行動へのモチベーション」は引き出せなかったようだ。

セッション中から、「うまく行っていない」と気づいていた。
それなのに、それを口に出さなかった。

さらに、セッション後にもそれを口に出さないばかりか、別の手法を試そうと提案して、「うまくいかなかった事実」から、別の焦点へ参加者を誘導してしまった。

いま、こうしてブログに書いている自分は「学び」になるかもしれない。
しかし、その時の参加者、特にクライアント役にとっては、何の学びにもならないだろう。

「うまく行かなかったこと」を「学びのチャンス」にするのか「失敗」にするのか。
その境界をウスウス感じながらも、言葉に行動に出来なかった僕の責任は大きい。

プロとしては「失敗」というより「失格」の言動であったと思う。

正直に正面から向かい合い、自分の全力を尽くし、結果は全て自分で受け入れる。
間違いなく、自分の信念から外れた行動であった。

師匠の叱り声が聞こえてくる。
まだまだ修行の途中、もっと自分に厳しく、正直に自己開示を!