今朝は、倫理法人会のモーニングセミナーに参加してきました。
倫理法人会という団体があることも知らなかったのですが、先週、僕のコーチからその名前を聞き、その直後に友人が参加していることを聞きました。
”違ったルートから同じ情報が重なったらゴーサイン”
(シンクロニシティ、セレンデピティだと信じて)
というのが、僕の行動原則なので、早速富山の事務所に問い合わせて参加申し込みをしました。
今朝の講和は、陸上自衛隊富山駐屯地司令 末廣和祥(すえひろ かずよし)二等陸佐でした。
自衛隊の活動やその目的についての話にも新しい発見がありましたが、やはり人材育成についての話にひきつけられました。
特に残っている言葉は次の言葉です。
◇指導者として注意している事として、
・一人ひとりが孤立しないように、よく話を聴いて、心情を把握する
・自分の存在価値を感じられるようにする
◇人を育てるとは、
・自分のやっていることを苦痛ではなく喜びを感じるようにしてやる
・上司が部下の幸福を考えてやる
組織を成り立たせるには、人材育成がかかせないものであり、自衛隊という強制力が多々働く組織においても、相手を気遣う育成がなされていることは驚きでもありましたが、人に関わる面では組織の性格を超えた普遍性を感じました。
セミナー終了後に、朝食もご一緒させていただきましたが、この席でのお話もとても興味深いものでした。ビジネスセミナーでも、セミナー中よりも懇親会での講師の話が貴重なのと同じですね。
その中で印象的だったこと
・最近は、部下に嫌われることを恐れて、必要な指導をしない上司が多い
・挨拶は、自分から先にする
・敬礼を受けたら必ず返礼(敬礼に対するお返しの敬礼)をする
また、尊敬する人として、明治時代の海軍潜水艦 佐久間艇長のお話をされました。
当時の潜水艦は、まだまだ未完成で西欧諸国でも事故が多く、その際には乗員が我先に出口に殺到して息絶えた姿が発見されることが相次いでいたそうです。
明治43年、佐久間艇長の潜水艦も事故で沈没したのですが、引き上げられた艇内では、乗組員全員が持ち場について最後まで努力した跡が残っていたそうです。
佐久間艇長にいたっては遺書が残されており、そこには事故原因の分析と今後の処置、そして艇を沈没に至らせたことへの謝罪、そして乗組員の遺族への補償の願いが記されていたそうです。
全体を通して感じたことは、
「自分の仕事に自信と誇りをもっている」
と言うことです。
理想を持ち、信念をもって、実直に行動する人は、輝いていました。
とてもいい朝を過ごすことができました。