再就職訓練コースのあるクラスでの僕の講義が、昨日修了しました。
最終講義は、コーチングをするのでもなく、教えるのでもなく、僕の社会人体験と信念を語らせてもらいました。
可能性は自分の行動が作り出すもの。
どんな経験も無駄なことはない、どう活かすかは自分次第。
そういった内容のことを伝えさせてもらいました。
講義後、みんなから「もっと授業があればいいのに」「寂しい」「残念」と言われ、すこし良い気分でいました。
講義を終えて、事務局で手続きを終えて帰ろうとすると、一人の受講生が僕を待っていました。
「ありがとうございます。勇気をもらいました。」
そう言った途端に、涙ぐんで泣き出してしまいました。
これまで、仕事でいろいろ苦労したり、自分のことを分かってもらえなかったりしたことが、多々あったようです。
そうした過去の思いが一気に噴き出して、涙となって溢れてきたようでした。
僕の話で、一人の受講生でも勇気を持つことができたのなら、とてもありがたく、嬉しいことです。そうした仕事をすることができるということに、どう感謝していいか分かりません。
そして、僕の言葉が人の人生に影響を与えているのかと、これまで以上に自分の仕事に責任感を感じざるを得ませんでした。
コーチングは、コーチがクライアントの能力を引き出すのはもちろんですが、コーチがクライアントに気づかされることが多々あるもの、大きな特徴だと思います。
ありがたいことです。