昨日の晩、久しぶりに料理しました。
妻が風邪でダウンしたので、何か出来合いを買って来ようかと思ったのですが、すでに下ごしらえした材料と、炊き上がったご飯、そして僕の実家から届いたホタルイカがあり、無駄にするわけにはいかないので、久しぶりに台所に立ちました。
ホタルイカを茹でて、親子丼を作ったのですが、どう作っていいかわからず、結局は妻の指示に従って作業しただけ、みたいになりました。
結婚前には10年間自炊していたことがあったのですが、結婚して10年過ぎるともうすっかり忘れています。
やっぱり「やっていない」ことは「できない」のですね。
わかっている、できるつもり、になってしまっていました。
それでも昔のカンがよみがえったのか偶然か、やはり妻の指示が適切なのか、子供達はおいしいと食べてくれ、ホッとしました。
そして、なぜか3歳の次男がそれ以来、今朝も僕にべったりで甘えてきます。
どうしたのでしょう?
いつも食事の姿勢とか厳しく躾ける僕と、料理をしている僕とでは、なにか伝わるものが違ったのでしょうか。
子供が父親より母親になつくのは仕方のないことだと思っていましたが、もしかしたら家庭での態度が影響していたのかもしれません。
言葉よりも態度が影響する、とはセミナーでもよく使っているのですが、家庭ではつい言葉に頼っていたのかもしれません。
「料理」というのは、家族への毎日の「おもいやり」「無償の奉仕」なのかもと考え始めました。
毎日、あたりまえのように食べる料理。
「あたりまえ」を感謝する気持ちを思い出させてもらいました。
つい「あたりまえ」として見過ごしていることはないだろうか?