今日は気持ちのいい秋晴れです。
立山と剣岳が少し雪をかぶって、とても綺麗にみえました。
富山というと立山と言われますが、僕は鋭い稜線の剣岳のほうが見ていて気持ちが引き締まり好きです。
生まれ育った魚津市では、市の最高標高2414mとなる毛勝山の姿にいつもあこがれていました。魚津市は海岸の標高0mから2414mまで一気に駆け上る地形で、毛勝山も剣岳に負けない姿の山です。
海岸育ちの僕は、目前に海、振り返るとそびえ立つ山、という環境で当たり前のように暮らしていました。
大学進学で、新潟に住み始めて自分で驚いたことが、「方角が分からない」と言うことです。A地点からB地点へ行って、それからC地点へ移動すると、そこからA地点の方角がわからない!
それで気づいたのが、僕は方角をいつも山を基準にしていたことでした。
山が見えない新潟平野では、基準を失って方角がわからなくなるのでした。
どんなことにも自分なりの基準があるのでしょう。
環境を変えると、何が自分の基準だったのかが気づきます。
綺麗な立山連峰を見ていて、ふと思い出しました。