対話に真剣に取り組む

アナウンサーが講師の「話し方講座」に行ってきた。
ところが、内容は「話し方」ではなく、「聞き方講座」だった。

というよりは、「考え方講座」のほうが合っていたと思う。話すというと、こちらがどう話すかというスキル面をとらえがちだ。だが、話をする大前提として人間関係が成立していなければ、表面的な会話に終わってしまう。人間関係を作るうえで、まず安心感を持ってもらうことが重要だ。さらには、会話を通して、どんな人になりたいのか、なぜ仕事をするのかというアプローチが、重要だと伝えられた。いろんな面で、講師の話す内容はコーチングの非常に近いもので、人が人に向き合うとき、そして会話を通して何かを生み出そうとするときには、結果的にそのアプローチ手法は似たものとなっていくようだ。理念、哲学というレベルで似ているものは、その表現手法も突き詰めていくと似たものになっていくのだろう。