深く掘ろうとすると広がっていた

コーチとして活動を始めて、5年になろうとしています。

初めは部下指導のための手段として学びはじめたのが、いつの間にか仕事となり、独立し、コーチという生き方をしたいと考えるようになっていました。

コーチングをプロとして扱う以上は、「業界」といわれる情報や「歴史」はもちろん、「類似分野」や「競合」のことも知る必要があると思い、可能な限りいろんな本やセミナーに参加したりしてきました。

気がついてみると、コーチングという竪穴を掘り進めているつもりが、その周囲も堀広げていたように思えます。

今、コーチングセッションの中で、実際に活用しているものとして思い当たるだけでも、交流分析、ソリューションフォーカス、ファシリテーション、NLP、アドラー心理学、バランススコアカード、DiSC、ランチェスター戦略などがあります。

コーチングというものが、もともと何かの「垣根」に閉じこもっているものでないのが、自然とそうさせたのかも知れません。

最近では、上記のような周辺分野に加えて、東洋哲学、仏教哲学に興味が傾いてきています。学ぶほどに、コーチングが特別な新発見ではなく、古来から洋の東西を問わずに伝えられてきた人間学を、たまたまある特定の観点でまとめ直しただけでないかと思えてきました。

こんなことを考えていると、きっと終わりはないのでしょうね。
どこまで行けるのか、そしてそこはどんな所なのか、楽しみに掘り続けてみます。