先読みするけど、先走り過ぎない【毎日更新5,398日目】

物事の先を読んで、先手を打つ――
それは、優れた能力として語られること
が多いですね。

たとえば将棋のような場面では、相手よ
りもずっと先の展開を見通し、その意図
が悟られないように一手を打つことで、
自分を有利な状況へと導くことができま
す。

こうした個人競技では、誰よりも早く、
誰よりも深く先を読むことが、称賛の対
象になります。

けれど、チームや組織で何かに取り組む
ときには、少し違った配慮が必要になる
のかもしれません。

というのも、あまりにも早すぎる先手は、
相手だけでなく、仲間にとっても理解し
づらく、誰もついてこられなくなってし
まうことがあるからです。

自分だけが見えている未来に向かって、
ひとりで走り出してしまうと、周囲から
は「独りよがりな変わり者」と映ってし
まうこともあるでしょう。

だからこそ、チームで動くときには、
「自分だけがわかっている先手」ではな
く、「仲間にも見える範囲の先手」を意
識することが大切なのだと思います。

先を読む力は、確かに大切です。

でも、それ以上に大切なのは、その一手
が、誰かと共に進むための道しるべになっ
ているかどうか。

先を読むことと、先走ることは、似てい
るようで違います。

未来を見通す力に、共に協力し合う人た
ちへの配慮が添えられたとき、その一手
がチームを一体化させるものになるでしょ
う。

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オフィス エンカレッジ代表
銀座コーチングスクール富山校代表
国際コーチング連盟PCC(プロフェッショナル認定コーチ) 
 中村 慎一
https://coach-n.com/
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