リスペクト

昨日は、久しぶりにアイスホッケー関係の会議に参加しました。

1995年から2001年まで県連盟のレフェリー委員長をしていましたが、仕事が忙しくなってきたことと長く務めたことから、退任して別のかたに委員長を譲りました。

しかし、その方も仕事の都合で続けることができなくなり、さらに別のかたに委員長を引き受けていただいていたのですが、その人が転勤になったのが1年前。

それ以来、次の委員長がみつからず、富山県ではレフェリー委員長不在のまま昨シーズンを過ごしていました。

やはり、このような状態では不都合が多々露呈し困っていたところ、やっと委員長を引き受けていただける方が現れました。

僕は依頼をうけて、委員長経験者としてアドバイザーのような役割で副委員長を引き受けることになり、会議に参加したのです。

昨日は、会議で僕の過去の経験や情報をシェアしていたのですが、シェアしながらも多くのことをホッケーから学んでいたのだと再確認していました。

中でも国際アイスホッケー連盟レフェリー委員会が掲げるスローガンはとてもインパクトがあります。

「リスペクト」

レフェリー委員会の掲げる理念は、ゲームオフィシャル(レフェリー、ラインズマン、運営スタッフ)とプレーヤーそして観客は、相互に尊敬しあうこと、ということです。

試合が成立するにはプレーヤーに加えて、ゲームオフィシャルが必要です。そして試合では、観客も声援など環境要因としてゲームに参加します。

ゲームに参加する全ての人が、相互に人として尊敬しあう場をつくること。
それがレフェリーの究極の目標だと教えられました。
そうした場で、より高いパフォーマンスを発揮しあうのが、理想のゲームだと思います。

考えてみるとコーチの仕事も、同じかもしれません。
クライアント(=プレーヤー)を認め、尊敬し、最高のパフォーマンスを発揮する環境を作ること。

どんな場面でも人が能力を発揮する環境にあh、リスペクトは欠かせないと思います。