相手に合わせて伝える【毎日更新3,898日目】

きのうまで3日間同じ内容で
セミナー講師をしていました。

ある会社の依頼で、参加者を3回に
分けて全く同じ内容で開催しました。

当然ながら同じコンテンツを繰り返す
ことになります。

ですが、毎回参加者が違うので
全て同じ話をするわけではありま
せん。

全てに出席された社長から、

 「少しずつ話を変えていましたね」

と言われました。

講師の役割は、知識や情報を伝達
するだけではないと思っています。

私が特に大切にしたいのが、相手が
何か新しい行動にチャレンジするこ
とです。

そのためには、わかることよりも
やってみようという気持ちになる
ことが大切です。

人それぞれ状態も違えば、興味
関心も違っています。

それを、全員に向けて一つの
表現で伝えて同じように反応
してもらうことなんてできな
いでしょう。

 相手は何を課題と思っているのか、

 どんな背景があるのか、

 何を目指しているのか、

それらを聞き出し、想像して、
同じことを伝えるにも表現を
変えたり事例を変えたりします。

メインメッセージは変えないけど、
たとえ話や事例、使う言葉を調整
しています。

そのために、いつも一つのテーマに
ついて複数の事例、それもジャンル
や状態が違ったものを話せるように
用意するようにしています。

講師は自分が話したいことを話す
のではなく、相手に役立つことを
選んで話すことが大切だと考えて
います。

これは、講師の仕事をし始めた
初期に受講者から教えられたこと
です。

私がスポーツ好きなので、よく
スポーツをたとえ話に使ってい
たのですが、

 「私運動が苦手なので、話の内容が
  全然イメージできません。」

と言われました。

このおかげで、それからはできるだけ
違った分野のたとえ話を用意するよう
になっていきました。

ほんとうにありがたい指摘でした。

ソクラテスも言っていますね、

 大工と話すときは大工の言葉を
 使いなさい

自分のために話しているのか、
相手のために話しているのか、
これはいつまでも忘れずに大切に
していきたい視点です。

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