先日の「違いの整理
」から、昨日は「時間の距離感
」について書きました。
今日は、
前提は何だろう
ということについて。
意見の対立が起きる時は、たいてい目的よりも手段レベルで対立している。そして、自分の意見が正しく相手は間違っていると思いこむ。
こんな時に考えるのが、
・これが正しいとする前提条件は何か
・相手の正しいといっている前提条件は何か
つい自分の限られた経験をもとにそれが絶対条件のように考えてしまったりしています。
特に何度か成功体験があったりすると、その方法しか上手くいかないと思いこんでしまう。
たとえば、
「営業は考えている暇があったら動けば結果がでるんだ!」
何も知らないままにとにかく動いたら上手くいった経験が2~3回あった。
でもそれは、ある条件に適合した限られた取引先だけで、それ以外では全て失敗していた。
そんなことがありはしないでしょうか。
コーチングでも、クライアントが「こうするしかない」と言ってきた時に、
「どんな事から、そう考えたのですか?」
と質問しています。
人との意見が違った時、アイディアや意見が広がらない時、無意識に思いこんでいる前提条件を探ってみてはどうでしょう。