コーチの役割は、相手の成長を促すこと。
そのために、あまり教えることはしません。
なぜなら、
教えてばかりいると、教えた事しかできなくなる
から。
スポーツの世界に長く関わって来て、そうした指導がまだ日本には多いように思えます。
指導者が選手に教えすぎる。その結果、クリエイティブなプレーを自ら生み出す選手が育たない。
過去に選手経験のある指導者の陥りがちなことではないでしょうか。
スポーツに限らず、子育てやビジネスでも同様のことがみられます。
自分の過去から抜け出せず、相手の可能性の限界を勝手に決めてしまう。
それでは、
自分の縮小コピーをつくっているだけ
になるのではと思っています。
本来コーチは、相手の無限の可能性を信じて、それがどんどん実現していくことをサポートするもの。
競技経験ある指導者なら、自分以上の選手をそだてるのが本来の目的のはず。自分を追い越されることに喜びを感じるものでは。
追い越されて喜べるか
コーチングを教える仕事もするなかで、大切にしていたい視点です。