失敗のあと

昨日、ある経営者から聞いた話。

中国で格安の4ギガのUSBメモリーを大量に仕入れ。

1つ1つパソコンで容量をチェックして持ち帰り販売。

ところが、

購入したお客様からクレームの嵐。

表示容量分の記録ができない!

よくよく調べると、たしかにパソコンではメモリー容量は4ギガと表示されるが、実際に記録できる容量は256メガしかない。上手にパソコンをだます作りになっていた。

このままでは数百万円の損失。

経営危機に直面する大失敗です。

さて、あなたならどうしますか?

また、コーチングでクライアントからこんな相談されたらどうしますか?

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もし私なら、最初はこんな質問をするかもしれません。


 いま何が起きていますか?

 その中で変えれないことと変えることのできることは?


そして、


 自分にとって大切なことの順番は?


もちろん、この質問が機能するかどうかは、実際の場面でないとわかりません。

では、

当事者が実際にとった行動は


 正直に事実を伝えて在庫を販売する


でした。

「表示は4ギガだけど256メガしか記録できないおかしなメモリーでよければ購入ください」

と販売し、なんとか仕入原価くらいは補填できたとのこと。

もちろん、すでに販売したお客様のクレームにも丁寧に対応し続けたそうです。

彼にとって大切なことは、目先の利益よりお客様との信頼関係だったようです。


 失敗そのものよりも、失敗のあとの行動が将来を左右する。


すてきな事例に触れることができました。