勇気付けの言葉

高校時代からの友人が何人かいます。
最近は、1~2年に1度くらいしか会わないのですが、時々メールのCCでやり取りを続けていました。

そのうちの1人が入院しました。
以前から国指定の難病を患っており、通院しながら仕事をしていたのですが、今年になって症状が悪化し、入院、そして先日手術をしました。

これで、少しは快方に向かうかと思っていた矢先に、その友人からのメール
「どうも、再手術が必要らしい。もう頭が真っ白です。」

事態が重大だけに、どう返事をしていいか戸惑っていると、別の友人が彼に向けて返信をしました。

「夏にビール持って集合、は諦めてませんので。」

あっ、と思い、う~ん、と考え込んでしまいました。
そして、考えているうちに身体に熱いものが駆け巡ってきました。
気休めや、単純な励ましの言葉では、当人にも受け取れなかったかもしれません。
でも未来の映像を引き出すシンプルなこの一言は、とても力強い「勇気付けの言葉」だと思いました。

その闘病中の友人は不安を抱えながらも、退院したら大型テレビを買い換えようと今は機種を検討中です。

コーチングを学ばなくても、心理学など知らなくても、こうして人を勇気付けるネイティブコーチが友人にいることにこれまで気づきませんでした。
Born to be COACH =生まれながらにコーチ は特別な存在ではないですね。

僕はまだまだ修行が必要です。