昨日は、国立博物館で開催している薬師寺展に行ってきました。
光背を外されて展示されている姿は、言葉に表せない神々しさが有りました。
1300年ほど前に、人間が作ったものとは思えない造形で、また当時の技術の高さも想像を絶するものでした。
近代科学によって、工業製品や情報技術は、格段に発達していますが、人に関わる部分は、すでに古代にその本質を看破した人たちが多数いたのではとも思えます。
新しい心理学や、自己啓発手法、対人援助手法など(コーチングもそうしたものの1つでしょう)、は単に物質文明に重心が移動して忘れていた精神文明に近づく手法の1つであって、決して発明や発見ではないのじゃないかと思うようになってきました。
「画期的な手法」と強調するものには、危うさを感じ、歴史の波に洗われ磨かれて残ったものに本質があるのではないか。そう思わせる本物の圧倒的な力を感じました。