成人の心には3つの機能

交流分析の勉強も続けています。
昨日は、久しぶりにインストラクター研修に参加しました。

交流分析では、心をまず大きく3つにわけます。
「親の心」「成人の心」「子供の心」です。
そのなかで、「成人の心」についてはこれまで論理的判断を司るという側面から理解をしてしましたが、そうすると納得できない事例が多く、正直混乱がありました。

昨日は、交流分析協会北陸支部長の飯田先生から、成人の心には3つの機能があると教えられ、これまでのモヤモヤがかなりすっきりしました。

その3つとは、
1)データプロセス(理性・判断)
2)ペーソス(責任感・人間的魅力)
3)エートス(倫理・道徳・誠意)
いわゆるギリシャ語の人間的働きを意味する「知・情・意」に相当する、ロゴス・ペーソス・エートスであり、「成人の心」はこの3つを”兼ね備えたもの”と理解すると、とても納得いきました。

そう考えると、多くの問題や課題と思われるものは、2)と3)の不足により、「成人の心」がうまく機能していないと捉えられるかと思います。

最近、テクニカルな成功法則や心理学よりも、倫理・道徳へ興味が移りつつあったのですが、交流分析の勉強でつながるとは思ってもいなかったので新鮮でした。
セレンディピティですね。
これからも分野を限定せずにいろんな事に興味を持って、自分の目で見て耳で聞いて自分の頭で考えていきたいです。