反則ではないけど【毎日更新2,035日目】
2016年08月13日
こんにちは、
中村慎一です。
オリンピックネタが続きます。
反則ではないけど見苦しい
行動を目にするとなにか
残念な気持ちになります。
例えば、柔道の試合中に
こんなシーンを見ます。
お互いに倒れこんで寝技を狙うが
うまく抑え込めずに「待て」と
審判の声がかかったあとです。
上になっている選手が立ち上がるときに、
”あえて”下の選手に体重をかけて起き上がる
ように見える時があります。
さらに、”わざわざ”相手選手をまたぐように
立ち上がる場面も。
この”あえて”や”わざわざ”は私の主観なので、
選手にはそんなつもりはないのかもしれません。
でも、なにか心にひっかかる
ものがあります。
そんなせこい事で相手に心理的な動揺を
与えようとしているように見えてしまいます。
反則ではありません、
でも、美しくありません。
もちろん、そんな選手は一部で
多くの選手は正々堂々と競技に
臨んでいます。
そうした気持ちの良い競技の
なかで私が特に印象に残った
瞬間がありました。
柔道女子金メダルの田知本選手の
寝技で1本が決まった後の動作です。
審判の声を聞いて、静かに噛みしめる
ように勝利を受け止めてから、ゆっくりと
立ち上がった直後のことです。
負けて倒れている対戦相手に
手を差し伸べて立ち上がる補助
をしたのです。
とても自然でさりげない
行動でした。
それが評価されるかどうかなん
かも考えてもいないでしょう。
美しいと思いました。
その見た目の動作だけでなく
内面の人間性を感じました。
さて、ビジネスもスポーツ
のように競い合うという
面があります。
どうやってお客様を獲得する
かを常に競合と競い合っています。
そうしたなかで、法律違反でなければ
何をしてもいいという考えの人もいます。
なかには違法でも見つからなければ
いいんだとまで言い切る人も。
とにかく結果を出せばいいのだとの
主張です。
それがいいかどうかは
あなたの判断に任せます。
ただ、私にはそうして出した成果に
は違和感を感じます。
見た目だけでなく
内面の美しさを忘れたくありません。
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