人を助けたつもり【毎日更新2,740日目】
2018年07月21日
ビジネスコーチの中村です。
困っている人がいたら
助けましょう、
と言われます。
たしかに。
ただ、何でもかんでもすぐに
助ければいいかというと、
私はそうは思っていません。
例えば、講演やプレゼンなどを依頼
するときに、持ち時間も伝えますね。
すると、こう言われることがあります。
「どうしても依頼された時間の長さを
用意できません。どうしましょう?」
相手がそういっているからと
「はい、わかりました、
短くていいですよ」
と時間を変更するのは助けたこと
になると思いますか?
私はそうは思いません。
すぐに時間を短く変更するのは
”この人にはそれだけの内容を
作る能力がない”と決めつけたこと
になります。
これは相手の可能性を否定しています。
心理学ではこのような行為を
ディスカウントと呼んでいます。
相手の能力や可能性を値引きして
しまう行為です。
子供が「宿題が難しい」と言ったら
簡単にしてやったり、すべて
代わりに答えを教えてしまう
ようなものですね。
私はそうしたことはしたくありません。
もし「時間が長すぎる」
と訴えられても
「できるとこまで頑張ってみてください。
それで時間が余ったら、それはその時に
考えましょう」と答えます。
相手の可能性を信じているからです。
もし、時間が余っても構いません。
その失敗体験から学ぶ能力があると
信じているからです。
これは一つの例ですが、このように
相手のちょっと困ったということを
安易に助けてしまうことには立ち止まって
一旦考えたいのです。
助けているつもりが、
相手の成長のチャンス、
失敗からの気付きのチャンス
を奪っているかもしれません。
人を助けたつもりで
相手の成長を妨げている、、、
もしかしたら、人を助けたという
自己満足に浸っているだけでは、、、
それでは人を助けているのではなく、
自分がいい人だと思われたくて
人を利用しているとも言えますね。
これは、ちょっと厳く言い過ぎた
かもしれませんが。
困っている人を手助けしたくなった時、
それは本当に相手のためになること
なのかを一度考えてみたいと思います。
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