2012年12月13日
人間同士が話をするとき、それが建設的な話になれば
楽しい。
でも、ネガティブな話や愚痴ばかりだと、あまり楽し
くならない。
では、それは相手のせいなのかと考えると、そうでも
ないように思えてきました。
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どんな会話になるかは自分が決めている
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と思います。
相手がグチを言ったとしても、それを前向きに変換
できる自分がいたら、会話もだんだん建設的になって
いく。
結果は自分が望むとおりになっていくと感じます。
「どんな会話になることを心から望んでいますか?」
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経営相談をしていて、前向きな話題がなかなか出てこ
ない方もいらっしゃいます。
そうした時、どうしても会話はあまり展開せずに空気
も重くなっていきます。
以前は、そんな事しか話ができない経営者の問題だと
思っている所が正直ありました。
でも、昨日の経営相談会で少し違う感覚をつかみました。
経営を好転させる糸口がなかなかつかめない話が続い
たときに、自分の気持ちに問いかけました。
「この会社の強みは何だろう?」
「この人のいいところは何だろう?」
そう考えて、何度も質問を繰り返していると、
ふと違った角度からの光を感じ、そこに話題をふると
急展開。
それまで、さえない表情だった社長が別人のように
明るくなっていきました。
コーチとして楽しくやりがいのある瞬間です。
やっぱり自分がどんな気持ちで向き合うか、コーチング
マインドを再確認した出来事でした。
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1. negativeからpositiveへ
コンサルティングの時、「この会社の強みは何だろう?」、「この人のいいところは何だろう?」とpositive thinkingすることは大事ですね。医者の場合も、痛みやしびれなど困った症状を訴えられた時、画像診断で重大な病気を発見した時、患者さんに向かい合ってどのようにお話しするか悩むことがあります。そんな時でも、患者さんがnegativeに考えてうつになり、自殺でもされると困ります。患者さんがpositive thinkingできるようにお話しする技術が必要ですね。私はそれが不十分で、痛い思いをしたことがあり、このことは今後も常に心したいと思います。