役職より役割【毎日更新2,729日目】
2018年07月11日
ビジネスコーチの中村です。
企業などでは役職には職務規定などで、
やるべき仕事の範囲が決められている
ことがありますね。
そこまで明確な規定がなくても
”この役職が責任を持つのはここまで”
というラインがどんな組織にもあるでしょう。
では、その役職の範囲のことだけを
すればいいでしょうか？
もしそのラインを超えて気配りの行き届いた
対応をされると感動しますよね。
そんな経験をしました。
家族が通院するようになって、
担当してくれている医師のことです。
総合病院の医師なのですが、
次の検査日を決めるにも
通院の日程や時間をこちらの
都合を気にかけてくれます。
別の医師が担当する診療も受ける
ときには、その日程も合わせて通院が
一度で済むように調整してくれます。
待合室で観察していると
足の悪い患者さんの診療順に
なったときには、医師が自ら
先にドアを開けて迎え入れて
くれます。
カルテを見て、どの患者がどんな
状態なのかをすべて覚えていて
イメージできるのでしょう。
医師という役職という思考より、
医師の役割を深く考えているのだ
と感じます。
病院に限らずいろんな組織に役職が
あります。
その役職名にとらわれてしまって
大きな目的を見失っている人も
目にすることがあります。
そもそもその役職は何らかの役割
があって制定されたもののはずです。
その役割には大きな目的が貫かれて
いるはずのものです。
そうなったら、役職名に関係なく
目的のための行動を取りますよね。
自分はいまどんな大きな目的につながる
役割を担っているのか？
そう考えながら仕事をしていきたいですね。
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