プロの経営者

ソフトブレーンの宋文洲会長の講演を聴いてきました。

-「人を売る」営業の滑稽-との演題で、とても刺激的な内容を、経験からくる自信にあふれた態度で、それでも横柄でない真摯な語りで伝えてくれました。

以下は、メモからの抜粋です。
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日本では営業では、「物を売るのでなく、人を売るんだ」とよく言われるが、そのまま英語にしたら通じませんよ、人身売買です。

「人を売る」という発想は自己中心的な考え。その前提には「自分はいい人だ」との思いがあり、その押し付けでしかない。

買う側が求めるのは、商品・サービスについている「価値」であり、それを売る人が「いい人」であるのは、当たり前のこと。
それしかウリにできないのは、営業の仕組みができていないから。

村八分をおそれて、地方で同じメンバーで群れていても仕方ない。村八分になって、村の外にでれば、マーケットは沢山ある。

経営者は自然体で常に謙虚であること。謙虚を前面にアピールしてはいけない。謙虚を押し売りをしながらも、上から見下ろす経営者を従業員は信用しない。

経営者は、人格のことは言わない。俺が偉い、すごいと自慢しない。

プロの経営者になる。経営者はリスクをとることを選択した人。従業員はリスクをとらないことを選択した人。それだけで、上下はない。多様性を活かし、お客様の視点で組織をシステム化するのが経営者。

いい会社とは、ものが何でも言える雰囲気の明るい会社。

社会貢献の第一歩は社員から。社員を喜ばせること。サービス残業という違法行為をしなければ生き残れない会社なら廃業しなさい。

お客様に満足していただき、社員に苦労をかけずに、利益をだす。
それが経営者であり、その結果から人格者だと言われるようになる。
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プロの経営者としての覚悟と理念がソフトブレーンの発展の原動力だと思いました。
表面的な仕組みや仕掛けでない、本質を見せてもらった気がします。

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プロフィール

中村 慎一

  • ビジネスコーチ
  • オフィスエンカレッジ代表
  • 銀座コーチングスクール富山校代表

富山県魚津市出身
新潟大学法学部中退後、2度の転職で 土木コンサルティングの会社へ。2年で取締役就任。2006年コーチングサービスを専門に提供するオフィスエンカレッジを設立して独立。
日本海側でのコーチング普及を目指して日本コーチ協会日本海チャプターの設立に携わり、 チャプター代表を務めるなど、富山でゼロからコーチング市場を開拓してきた。
起業家、経営者・管理職へのエグゼクティブコーチング、企業等でのコーチング研修など、経営戦略とコーチングを合わせたビジネスのサポートを中心に活動している。2012年4月からは、地方銀行の経営相談員としても活躍、社長が元気で前向きになるとの好評を得ている。
毎日更新のブログは連続1,000日を達成して継続中。

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